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2007年12月の7件の記事

2007年12月15日 (土)

カルメン

G155594_b_2  2003年版~パズ・ヴェガ主演~のスペイン作品です。

いや~もう底・抜・け・に(^^;)パズにノックアウトです。

これ以上のカルメンはいないと絶賛された、というけれどそれも当然!と頷きます。
わたしもホセになって、カルメンに唾を吐かれてもいい!とまで思し召す美しいパズです。男の心理を見事に操って、嫌らしく駆け引きをするんですが、カルメン(あくまでもパズ)に言い寄られると、まったく憎めないんですよね。ホセがカルメンに惹かれていく様がよく描かれていると思います。でも、逆上愛故に、おなじみの結末。Cast_1

あそこらへんの男のストーカー心理ってのは、女の私には理解しかねる(^^;)。愛する女を殺したいほど憎くなる。女の裏切り行為を許せない怒りの感情ってやつですね。自分だけの女にしたい、という男の身勝手さ。一途な愛は純粋ともいえるが、行き過ぎると純粋さが悪に変わる。気持ちはまったく分からんわけでもないですけど。もともとカルメンはホセをホセがカルメンを想うほどには愛しておらず、二人の愛の度合いが違うというだけで、カルメンはホセを裏切ってはいない気がします。
カルメンの辛い身の上を考慮すると、美しさゆえに男に利用されてきた過去から、それを受け入れ美しさを武器にし、たくましく生き抜いていくすべを学んでいるので、近衛兵のホセとの未来など彼女の中には思い描いてなかったことでしょう。
 あそこまでカルメンにぞっこんだったならば、側で見守る男に殉じれば良かったのだよ、ホセ。

日本ではなかなか情報が入らないパズ様ですが、すでに結婚もし、今年には一児の母になっています。
パズの公式サイトもあるんですが、いまひとつ情報が質素。
スペイン語のインタビュー記事は読めないので(泣)、英語版CNNなどでがんばって読んでおります。

「トーク・トゥ・ハー」でアルモドバルの新星ミューズ、といわれたらしいですけど、「トーク・トゥ・ハー」のチラシに目を凝らしても、全くパズの名前が書かれてなかった。
ハリウッドでのオファーが絶えないそうで、2009年までの上映作品もネット上ですでに公表済み。
ファンとしては彼女の次回作を早く見たいところですが、スペインで子育て中でしょうから、どうなんでしょう?

女優業復活はいつからなんでしょうね。

パズの情報・ニュースなど、知っている方はぜひお教えくださいませ。

女性であごが割れているのは珍しい。。。。確かにちょっとだけね。だけどそれがチャームポイント。

G176872_b_2 ウィノナ・ライダーとレイチェル・ワイズを足して2で割ったような雰囲気です。 

「ルシアとSEX」のフレッシュな彼女もかわいかったですし、一段と磨きがかかって、より女性らしさが増した「スパングリッシュ」も彼女の代表作といえますが、やはりやはり、「カルメン」抜きに彼女を語れないでしょう。

続くは、レオナルド・スバラグリアですが、 Cast_2_2   Reo1_3 

←『サルバドールの朝』のレオ

おおっ、イメージがだいぶ違う。
別人。言われなきゃ分からん。

Reo2
←『ユートピア』で来日。

 ふけた。

まあ、でも笑顔が素敵です。

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2007年12月14日 (金)

天空の草原のナンサ

モンゴルの大草原をバックにたくましく生きるナンサちゃん家族の淡々とした記録映画ともいうべき秀作。

ひとつの物語を設定しているフィクションとはいえ、ファンタジックではなく、あくまでも事実に基づいている。
ここに登場するナンサの家族は実際の家族で、監督がモンゴルの草原で生活する人々を描いた作品を作りたいと、現場を取材した際に出会った家族であるという。

年端もいかないナンサが町に仕事で出かけていて留守の父に代わり、馬に乗って羊の放牧の世話をするシーン。母は残りの2児の世話と家事。こんなオチビに大仕事をさせて大丈夫?と心配にもなるが、どうにかなっちゃうのが、たくましいなあと感心する。
小さい頃から両親が忙しく働いている姿を子どもたちは見ている。だからお手伝いをすることに何の抵抗もない。自分の置かれた状況をきちんと小さいながらも分かっている。
いやいやお手伝いをさせられるなどといって入られない環境。生活するには厳しいけれど、人として大事な事を教えられる子育ての場になっているとも思う。
平原には学校などないから親としては子供を育てていくには実情にギャップがあるのだが。

近所(?)のお婆さんから昔から言い伝えられた黄色の犬の話や人としてこの世に生まれてくるのは米粒が縫い針に刺さるくらいに難しい
のだよ、と仏教の輪廻転生の話を聞かされるのも温かいエピソード。

モンゴルの平原での生活は厳しい。実際に生活している人に、それを残してほしいとはとてもいえないけれど、自然と共存する人々を賛歌したい、という監督の思いが伝わってくる。

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2007年12月13日 (木)

不都合な真実

この作品を見ると今さらながら、なんで8年前にゴアさんが大統領になっていてくれなかったのか、と悔やまれる。
ゴアのほうが投票数では上回っていたのに、システムの混乱でうやむやにされた結果、勝ったのは現大統領のブッシュjr.であるのは周知の通り。
そして、おそらく9.11もなかったかもしれない。

温暖化の危機、と言われ続けていても、いまひとつ実生活に危機意識を持たずにきてしまった私も、これを見て愕然とする。

ハリケーンも温暖化のせいといわれていたけれど、何で温暖化でそうなったのか、という説明がこれを見ると納得。下手な理科の先生の授業を受けるより、2時間この作品を見るほうがずっと勉強になる。

そして政治の裏も垣間見れる。

最近、バリ島で地球温暖化についての会議が行われているようだが、未だもって、中国代表は自分ご都合主義なコメントを発しているのをニュースでみた。「もっと先進国諸国が我々より策を講じるべきだ」と。CO2を出す量で責任も決めれば?と言ってやりたい。

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2007年12月12日 (水)

赤いアモーレ

Ma2 いや~身勝手な男のご都合ロマンあふれるドラマチック悲哀もの。

こんなイタリア男につかまってしまったペネロペがかわいそすぎですが、ペネロペの体当たり演技に脱帽です。
この作品でペネロペは絶賛されていましたが、「ノエル」に続いて、私の中でもペネロペが一回り成長した女優になった気がしております。「コレリ~」や「美しい馬~」(←脚本がひどい駄作)などお人形さんで良しとされていた頃より、格段に深みのある女優になってきました。

このひどい結末は「アマロ神父の罪」と共通していますね。どっちもヒドイですけど、罪のひどさはアマロが勝ち。

こういう落ちのもって行き方は男性にとっては美しくも悲しい思い出として胸を打つのかもしれないですが、女にとっては後味の悪い話ですね。まったく。
こんなんじゃ、あの世に行っても浮かばれんっ!!

死んでしまってからもイタ男を助けてあげた無言のペネロペに代わってこう叫んでみた、konbuです。

この作品、一人、家の居間で鑑賞してたんですけど、きわどいシーンで途中、父が入ってきてドギマギしちゃいましたよ。幸い、無言でサッサと隣の部屋へ行ってくれましたが(^^;)

この手のR指定作品は夫婦で見たり、間違っても親子で見てはいけません。映画に集中できなくなります。
オープンな方は別ですが。

後味が悪いわりには、なぜか引き込まれてしまう、という憎い作品。

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2007年12月11日 (火)

ルイーズに訪れた恋は・・・

ローラ・リニーがかわいらしい。

かつてのローラのイメージからすると、こんな大胆な役とは結びつかない。大胆といっても、脱ぎません。脱がなくてもセクシーなシーンあり。恋する乙女~♪とういう表情がうまく伝わってきました。
ローラってこんなにかわいい人だったけ?

「真実の行方」「ライフ・オブ~」の両作品を借りてきて復習。
どっちも後味の悪い話である。
「エミリー・ローズ」も弁護士の役だった。
いずれにしても知的でクールな役ばかり。

今までの彼女も素敵だが、ストーリーはともかく、ローラの今までには見ないかわいさが引き立っていた作品。
初恋の相手にそっくりな青年に出会って恋が成就(一応)する話だけど、たぶんあの坊やじゃだめだな。
うまくやってけんよ、と内心、叫んでみる(^^;)。

元旦那のびっくり発言が坊やとの恋に拍車をかけたかもしれない。
色恋におかしくなってしまった旦那より、ピュアな青年なら・・・と。
ん~、本当にルイーズがあの坊やで幸せなら、外野の出る幕じゃあないけれど(^^;)
恋愛が年齢じゃないことぐらい十分承知だけど、ルイーズの気持ちに十分こたえられるのかしら?あの坊やは、と二人の行く末を案じるのでした。 おわり。

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2007年12月10日 (月)

ダヴィンチ・コード

この手の作品は敬遠してたのだが、(大ヒット!と叫ばれてる大作はあまり見に行く気がしないタイプでございます)とあるきっかけで、観ることになりまして。

意外や意外、良かったです。

ストーリーもそこそこ面白かったですが、紅一点のオドレイ・トトゥに始終釘づけ。綺麗になったね~
「アメリ」のイメージが強烈過ぎて、オドレイという名前を覚えなくても、アメリちゃん、で通ってしまう。あの不思議なメルモちゃん=オドレイの「ロング・エンゲイジメント」を観た時には、おかしなイメージがますます私の中では決定されてしまった気がしました。

ソフィー役のオドレイはそんなアメリちゃんを一新しました。
カーチェイス・シーンというんですか、ソフィーが無謀運転をして逃げ切るシーンは実際やったら危険度200%ってところでしょうが(死んでる)、オドレイのハンドルさばきに喜びさえ感じました。声援を送るというか。カーチェイス=男性、というイメージを払拭させるいいシーンでした。

周りはトム・ハンクス、ジャン・レノ、イアン・マッケランと大御所ぞろいのむさいおじさん群。キリリとしたオドレイが若さと頭の回転のよさを見せ付けて、見事主役のトムちんをくっていた。

ロケ地であるパリの街並みが見れたのも楽しかった。

説明不足な展開にやや?気味で消化不良な点も見受けられたが、大作系にはよくある話。
ダビンチとはこじつけな面もあるが、フィクションとしては楽しめた。

なんか、またあのパリに行きたくなりましたわ。

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2007年12月 9日 (日)

ストーン・カウンシル

話の中身は全然知らずして、モニカ様が出ているってだけで見たのでした。
作品の表紙の悲痛な表情のモニカ=オカルト系かホラーか?ぐらい。

あらすじを読んでもピンとこないし、かなりハズレかもね、などと思っておりましたが・・・
いやいや、これはなかなかに胸に迫る母親愛のお話でした。

流暢なフランス語&ロシア語が話せるモニカに感心しきり、加えてたくましく、果敢にわが子を助けに行く母親、という役は、こんなに私はがんばってる~っというモニカの叫びが聞こえてきました。(実際は叫んでませんが^^)

実際、極寒のあんなモンゴルの地で体張った演技に女優魂を感じた。

カトリーヌ・ドヌーヴ、エルザ・ジルベスタインと、おおっとこの人が!という方々も登場。
大御所・子御所のフランス女優群が脇を固めると点数が上がりますね~
フィギュアの採点みたいですが。(^^)

この話は脚本がなかなかうまいのですが、やはり『イタリアの宝石』モニカが主役というのが、大きな当たりになっている。全編暗いトーンですから、肝心要の主役が光ってる人じゃないと思いっきり暗いまま。

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