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2008年2月の2件の記事

2008年2月27日 (水)

エリザベスゴールデン・エイジ

Meli_3   ケイト・ブランシェットは今年のアカデミーで主演、助演ともにはずしてしまいました。彼女の実力と実績からすれば、え~なんで?といいたくもなるのですが、やはりコティニャールのあの全編本人がこなしたとは思えないほどのエディット・ピアフの体当たり演技は、たしかにたしかにと納得することしかり。
まあ、ケイト、残念だったけど、私はあなた見たさに映画館にまで足を運んだわ~!

でもって、映画の感想は!っていうと・・・。
ずばり、、、、おもしろくなかった。

前作の「エリザベス」も映画館で見たけれど、ずいぶん昔で、内容なんて覚えてないってのがマイナスね。でも、これはこれで前作見てなくても歴史好きなら充分、ご理解いただける内容だと思いました。

で、何が良くなかったって、ドラマのテンポが悪い。彼女が女性として、王位に就き、男たちの中で紅一点、足をすくわれないように毅然とする姿を見せる蔭でひとり悩み、苦悩するのは良く伝わってきました。でもでも、それ以外の彼女を取り巻く話の流れってのが説明不足過ぎて、メアリー・スチュアートが陰謀を企てる当たりの経緯なんかも、お勉強してないとちんぷんかんぷんです。メアリーがどこに居て、どこに行かされて、え?あっというまに首ちょんぱだわよ。メアリーが猛烈に怒るシーンも状況説明がほとんどない上での展開で、ちっとも彼女に肩入れできない。へたくそだなーって感じ。
最後のスペインとの決戦は、おかたづけ仕事のようにまとめてちゃんちゃん、めでたしめでたし、となり、あぜん。ここらになると観るほうも疲れてくるから、もうこんな展開なら終わってくれればいいけど、って気分で集中力切れた。

ケイトがいなけりゃ見ごたえはない作品。
酷評すると「良かった」という人には反論をもたれるでしょうが、あくまでも感じ方は人それぞれです。

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2008年2月17日 (日)

旅するジーンズと16歳の夏

ティーンが主役で、べたな内容だと、おねえさまには全く、時間の無駄、お金の無駄!といわけで、最近では青春モノには手が出づらくなってきた今日この頃ですが、この作品は大変よろしい。

ティーン対象にねらってはいるけれど(きわどくない恋愛描写で、友達と見ても母親と見てもOKってところが)ティーンでない私でも心がうるっとくるいい話でした。

まあ、細かいことをいえば、矛盾を感じさせ、やや無理やりっぽい筋書きな面も見受けられるが、4人それぞれの少女の悩みや家庭環境にスポットを当てて、トラベリングパンツをキーアイテムにしてうまく4人のストーリーを1つに結びつかせているという原作にまず、感心した。

体型のばらばらな彼女たちにぴったりのジーンズなんてあるわけない(特にアメリカ)のに、素直に4人が信じてるのがちょっと違和感もある。今どきの子にしちゃあずいぶん素直ね。まあ、実際の本人たちは物語だって承知してるんだろうけど、あの年齢の子たちの素直な感覚ってのは見ている大人も気持ちがいいものよ。でもあの素直で純粋な感覚ってのは10代までね。

16歳が成せる業ね。マジックってやつ。確かに友情をつなぎ止めるには絶好のアイテムで、トラベリングパンツをキーにして、いくらでも話が書ける、という筋立てを考えた作者はすごいと思いました。
どうやら原作では、4作で完結のようです。

アメリカ・フェレーラって子は「アグリー・ベティ」の主役の子だとは気づきませんでしたね~。いわれてもピンときませんでした。別人。しかも、一番16歳ぽくなかった。やけによくしゃべるし、父親に向かって電話で攻撃するシーンは16歳のせりふか?っていうほど。

アレクシス・ブレーデル はまるでヘレナ・ボナム・カーターの若い頃にそっくり。いやいやヘレナよりくせがないきれいさよ。タオルを投げつけられた顔は間抜けだったけど。
あのギリシャの島での雰囲気とイメージが良くあっていたのはぐー。確かに「ロミオとジュリエット」的べたな筋書きがいいようで、つまらん感じでもあり。10代だとあの位できっとドキドキ満足なのかしら。おねえさまには物足りないよ。

主役の4人よりも目を引いたのが、ジェナ・ボイド(ベイリー)ちゃんですよ。子役時代からきりっとした小賢しい子ってのは絶対、将来大物になります。いいです。ああいう子大好き。
「インタビュー・ウィズ~」のキルスティンに続く、素質があるとみた。
彼女の歳のせりふとは思えない、大人びたせりふ。うるうるきますね~。泣かせます。あの子が歳相応でないせりふをいうのには申し分ないのに、アメリカのせりふにはピンとこないってのはやはりキャラの違いでしょうか。

DVDの特典映像に、ティビーの作っていた“ミジメンタリー”=負け犬の夏が収録されているのも面白い。

あのひと夏を過ぎて、彼女たちがどうなるのか、続きを知りたくもなる、という狙いどうり、今年は続編が見られそうです。

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